認知症の母は食事のとき、毎回こぼします。
朝食のパンはもちろん、この前はふと見ると、飲んだはずの薬が落ちていました。
薬もあの小さなプラスチックから取り出すのは難しいようです。
『やるし、ほっといて』と偉そうに言っていたのは、つい半年くらい前でしょうか。
去年の9月ごろまでは、自分で管理すると言いはって、何回も飲み忘れが続きました。
特にてんかんの薬は数回くらいでは、大丈夫のはずですが、それでもいつ大発作がおこるとも限りません。(あれ?文法おかしいですか?)
てんかんのお薬は彼女の場合は、 眠気をさそうのか、どうかわかりませんが、薬を飲み始めてからは、以前より一層昼間も夜間もよく眠ります。認知症のせいか、判断はできません。
まあ、確実に言えるのはとても穏やかだということです。
というのも、自分で管理できずに飲まなかったことが続いて、とうとう私と大喧嘩になり、
ひどいことを言いまくっていました。また、弟にも言ってました。
そんなことがあって以降は、私が薬の管理者となり、朝夕の食後に渡すのですが、それが自分であの小さなケースから出せないのです。
今では、私が出して準備するのが当たり前になっています。
そして、次のステップへと。
飲むことが難しい。らしい。のようだ。
通常、ポイっと口に放り込むか、一つぶずつ(朝3個、夕2個)口に入れて、水分をとりますよね。
これが、上手く口に入らないときが増えてきたのです。
「なんで、入らないのかわからない」ので横目で観察していると、どうやら口の先の感覚がおかしいのか、手先がおかしいのか、両方がうまく中継できていませんでした。
まぁ、しゃあないですね。