退院後、こける。その1とその2とその3

母は歩き始めました。

通院も完了です。

歩けるようになると安心です!

とはなりませんでした。。。

一人で歩けるようになっても、お風呂は心配だったのでデイでお願いしていました。

しかし、あっという間に『イヤだ』となります。

認知症がずいぶん進んで、よくわからない状態から、家に帰って歩けるようになると、以前の母が戻ってきました。

発症する前、とはいきませんでしたが、自分でご飯を食べることもできるようになりました。

電子レンジを使ったりしていました。

コルセットが取れて、4月になって私は新しい職場へ行くようになりました。

しかし、自分自身も母のことも自信がなく、パートで勤めてみたのです。

仕事はパートとはいえ、持ち帰りや時間外もしばしばで、その上、給料は以前の3分の1程度。

時間もお金もありません。

そんな時でも、やらかします。

ある日帰ると『今日、こけてん』と言います。

本人は歩いたほうが良いと家の前を少し歩いていたのですが、アスファルトの窪みにふらつきこけたというのです。

ヒザとヒジをすりむき、結構痛そうでした。

だんだんと心配になります。

そうこうしていると、デイの方から連絡があり、デイのお迎えの前にこけていたようだと。

せっかちな母は『待たせてはいけない。早く家を出ておく』と毎回早めに家を出て待っています。

その際、庭の端にある石に腰掛けようとして、そのままこけたようでした。

頭のてっぺんが腫れてすりむけています。

入院のときのことがあり、本当に病院に行くのがイヤで、探しました。

緊急ではないのですが、頭を診てもらえるところです。

なんとか、弟の家の近くに個人で診ていただけるところがありMRIをとってもらえるところです。

診察の結果は大丈夫でした。

ただ、高齢者の場合、とくにじわじわと出血している場合があるので、一週間後にもう一度観ていただくことになりました。

あー安心です。

なのに。

一週間後、診察に行くと、MRIの部屋から

ドーーーーーんっ『いたーーーっ』

そう。MRIの前に服を脱ぐときに、イスに座り損ねて、こけてしまいました。

どうなってるんですかね。

病院って、どうなってるんですかね。

すっかり、ご機嫌斜めです。

そりゃそうだろ。

脳の専門の個人病院のMRIで、老人一人扱えないって。

頭は大丈夫でした。

萎縮もない。

これで、3回目です。

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